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D-4 腸重積とソフトシェルが認められた2例
写真1 ホシガメ ♀
     Geochelone elegans

写真2 

腹甲を除去すると、泥状になった大量の尿酸が膀胱に蓄積していました(白い部分)
写真3 

結腸の一部が肥厚し、硬くなり、漏斗状になっている部分がありました。Aの部分にB部分が入り込み腸重積を起こしていたため、組織が変性したようです。ここまで変性するのにどれだけの時間がかかるのかは判りませんが、この個体の削痩状態からみるとかなり長期間拒食していたのだろうと思います。
写真4
ヨツユビリクガメ
T
estudo horsfieldi

甲羅はべこべこしており、ソフトシェルになっていました。

  
写真5 

結腸の一部で硬くなっていた部分を取り出しています。

写真6 

開いてみると、A黒色部分がB部分に入り込んで腸重積を起こしていました。緑矢印の白っぽい所は、裏が透けるほど腸粘膜が薄くなっています。重積癇入部が押し当てられていたからでしょうか。
写真7 

重積を起こして入り込んでいた黒色部分に付着していた便などを洗い落とし、再び重積状態の位置に戻て再現してみました。癇入していた黒色部は実際には白い組織でした。確かに腸の一部なのですが、他の腸とは色も触感も異なり、組織変性が進んでいることが感じられました。

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