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D-5 排泄腔に結石が詰まった例

写真1 ホシガメ 76g 
      
Geochelone elegans

3日前から排泄腔に結石が詰まっているとのことでした。結石はがっちりはまり込み全く動きません。(青矢印) 排泄腔周囲の皮膚は乾燥し一部カサブタになっていました(黄矢印)

写真2 

手術器具を使用して結石を砕きなが ら除去したあと。見えていた結石以外にもたくさんの結石が溜まっていました。総排泄腔もへこんで元に戻っていま す。

写真3

結石は外側が硬く、茶色で殻のようになっており砕くと内部は少し湿ったセメント状で灰色でした。 通常は白いどろどろの状態で排泄される尿中の尿酸が固まって結石になっています。高蛋白の食事(リクガメペレットなど)を多給したり、環境中が乾燥しすぎていたりすると、結石の原料になる尿酸が増え、環境中が乾燥しすぎる事により尿が濃縮されて尿酸が固まり、結石を形成するのです。
リクガメでは、死亡して解剖するとかなり大量の結石や結石形成手前の尿酸を持った個体が多いので、食事内容や環境設定に十分気を配る必要があります。



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